● 第1回、第2回 東京会場
1月26日(土)に「トータルコミュニケーション過去と現在」、2月23日(土)に「ろう者の世界に影響を与えたテクノロジー」の2回実施され、留学を目指す方やASL学習者などが多数集まりました。 講義では、ろう者各々に合わせて指導するトータルコミュニケーションの捉え方の変遷や、技術革新によりろう者と聴者の生活に及ぼした影響や変化を比較した興味深い話をされました。 参加者からは、アメリカの歴史やろう教育の歴史も含めて説明があったのでわかりやすかった、デフと障害者の文化の違いが理解できた等講義内容が参考になったという感想が寄せられました。 また同時にASLの学習にもなったとの声もあり、自分のASL力を確認する機会にもなったようです。 |
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Tom Holcomb博士(中央)と東京会場から質問をしている様子(右下) | |
● 第3回 京都会場 第3回遠隔指導は、去る3月21日(金)と22日(土)の2日間にわたり、京都市にある全国手話研修センターで開催され、当日は、京都、大阪、兵庫県等の近隣の方から中国・九州地方の方まで西日本の方を中心に総勢26名が集まりました。 内容は、これまで1月と2月に東京で行った遠隔指導、アメリカ・カリフォルニア州にあるオーロニ大学のDr. Thomas Holcombの2講義を生中継した他、特別にASL基礎講座と予備講義を加えて実施され、質疑応答も活発に行われました。 今回は、全国手話研修センターとCS障害者放送統一機構からご協賛を頂き、当日の会場準備や中継、録画等を実施しています。 |
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質問を受けるDr. Thomas Holcomb(中央) 質問者と手話通訳者(右下) |
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●2日間のスケジュール● 3月21日(金)午後7時~午後9時 ASL基礎講座(写真右) 講師:野崎 留美子 |
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3月22日(土)午前9時~午前11時 予備講義 講師:堀谷 留美 午前11時~午後2時 遠隔指導 講師:Dr. Thomas Holcomb |
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講義1「トータルコミュニケーションとは」 講義2「ろう社会に影響を与えたテクノロジー」 |
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□情報保障 回線状態 : 良好 手話通訳 : あり ASL-日本手話 日本手話-日本語音声 |
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□感想など 今回の参加者の大半は、「アメリカの大学の講義を受けてみたかった。」、「ASLを学びたかった。」という方々で、中にはASLを初めて学ぶ方もいて、アルファベットや数字の表現などから学んだASL基礎講座は、翌日の遠隔指導にとても役立ったと好評でした。 また、翌日の予備講義・遠隔指導では、「トータルコミュニケーションの意味を深く理解することが出来た。」、「アメリカと日本のろう者社会の違いを知ることが出来た。」等わかりやすかったという感想が多く、今後も継続して西日本地域での遠隔指導やASL講座の開催を望む声が寄せられました。アメリカとの時差の関係で、遠隔指導中に十分な休憩時間が取れず、厳しいスケジュールでしたが、1日目夜に希望者との簡単な交流会を開き、スタッフ・参加者同士の交流を図ることも出来ました。西日本での今後の活動の足がかりとなる収穫の多い2日間でした。* お知らせ1* もっと多くの方にご覧頂けるよう、自宅等のパソコンでeラーニングが出来るよう、現在準備中。 *お知らせ2* 3月22日の講義はCS障害者放送「目で聴くテレビ」で特別番組として5月31日(土)に放送されました。 |
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