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2007秋学期レポート
2007春学期レポート
2006年秋学期レポート
国内研修「期末レポート」
2006年8月13日到着!
 

2007年秋学期レポート

【はじめに】
新年明けましておめでとうございます。旧年中は暖かい応援を頂きありがとうございました。今年も何卒よろしくお願いします。今年はみなさんにとって素晴らしき年となりますように。

ギャロデット大学に入学してから約1年半経ち、留学生活もあと半年を切ることになる。本当に年月が経つのは早いものであり、1年半位アメリカで生活したという実感が未だに湧かないものである。
今学期からInternational Internship Program(IIP)学生としてギャロデット大学の講義を受講し始めた。今までEnglish Language Institution(ELI)で1年間過ごし、ELIの先生方はご丁寧にASLを表現してくれ、初めてASLを学んだ初心者である私たちにとって勉強しやすい環境であった。しかし、今学期から本格的にアメリカ人学生と共に受講し、それらの講義は迅速に進んだために様々な困難に直面させられた時期でもあった。しかし、アメリカ人学生と討論するという機会はELIには無かったので、得たものも結構大きかった。

【IIP】
去年にギャロデット大学に留学してから1年間ELI(English Language Institution)という英語学校で英語とASLそしてアメリカ文化を学んできたが、今学期からIIP(International Internship Program)学生として初めてギャロデット大学と大学院の講義を受講した。IIP学生の特徴は、自分で自由に講義を選択することができ、少なくとも本学生として扱ってくれるということである。今学期に取った講義は以下の通りである。

<今学期の受講講義>

“Intercultural communication” 異文化におけるコミュニケーションの講義。
“Deaf culture”ろう文化に関する講義。
“ASL/English bilingual Education 2”サマークラスで受講した講義の続きで、バイリンガルろう教育の応用クラス。
“English 102”英語の講義で特にreadingに重点を置いている。
 
TIME Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday
11:00-11:30 International
Communication
Deaf
Culture
International
Communication
Deaf
Culture
International
Communication
11:30-12:00
12:00-12:30      
12:30-1:00          
1:00-1:30 English 102 ASL/
English
Bilingual
Education2
 
English 102   English 102
1:30-2:00  
2:00-2:30        
2:30-3:00        
3:00-3:30        
3:30-4:00        

これらは私にとって考えさせられる非常に素晴らしい講義だったが、その中で”ASL/English bilingual Education2”という大学院の講義が私の目標や疑問などに最も刺激を与えたものとなり、当初期待していた以上に大変意義のある講義だった。子どもを持つ院生、健常者の院生、以前に教師として働いた経験のある院生などという多様な経験を持つ7人の受講生が集まり、少人数クラスだったおかげでそれぞれの立場の違う受講生たちとの間で意見交換や討論という良い機会に恵まれた。その講義から学んだ3つのことを挙げておきたい。

1つ目は、英語だけの環境で講義を進めさせられたという経験からASLを言語だと認めてこそ本当のバイリンガルろう教育を学ぶことができると身に染みて知ったことである。ある日、クラスメイトと私はASLが使えない為にどうやってコミュニケーションを取ろうかということに戸惑いながらも先生は着々と講義を進めていった。講義終了後、私たちはやっとASLが使える!!という解放感に包まれた。講義中は英語だけであり、コミュニケーションの限界を感じピリピリした雰囲気が漂ったが、終了後はコミュニケーションの幅が広がり私たち受講生はいつもの笑顔に戻った。私はその講義を通して、ASLは英語と同様に立派な言語であり、私たちろう者の言語なのだと改めて確信することが出来た。担当は、ASLの必要さを知ってもらいたかったらしく、ASLはろう者にとって本当の言語であると主張した。バイリンガルろう教育を学ぶ以上、手話は日本語や英語などあらゆる言語と同様ちゃんとした言語であると心底受け入れなければならない。それはバイリンガルろう教育にもつながる大切な問題だと思う。

2つ目は、文章能力に問題のあるろう者がいる原因はろう者に適した環境が整っていないからだということである。これまで『ろう者は耳が聞こえないという原因により情報の範囲が狭まれ、言語の習得が健聴者と比して遅れてしまう』と考えていた。あるクラスメイトが『もし私たちの耳が聞こえたら高度な単語も知っていただろう』と先生に言った所から『なぜ、ろう者の多くは英語の文法の間違いが多いのか』という議論が始まり、それに対し先生は『文法の間違いは耳のせいでなくろう者に適した環境が整っていないからだ』と答えた。もし音が存在しない地球だったら、視覚を頼りにするろう者は健聴者と同じ段階で言語を習得することができる。それかもしくは健聴者以上ということもありうる。それが私にとって非常に興味深いテーマとなり、考えさせられた議論でもあった。

3つ目は、ろう者としてのアイデンティティを育むバイリンガルろう教育を提供する必要があると学んだことである。スウェーデンやデンマークなど北欧ではバイリンガルろう教育の先進国でもあり、それらの国の法律の下により聾学校や家庭内でもバイリンガルろう教育が進められている。実際、去年3月に北欧教育視察をしてきたが、今まで日本手話に興味のなかった私が180度変わったくらい刺激の多かった旅行だった。その反面、人工内耳を装着している子どもが年々と増加してきている。その理由ははっきりとは見出せないが、北欧のバイリンガルろう教育は聴覚障害者と健聴者の共存をめざすことを基本としているため、それが返って聴覚障害者と健聴者の区別がつかなくなり、ろうとは何かを考える機会を見失っているろう者が増加してきてしまったということも考えられる。共存も大事だが、それ以前にろう者としてのアイデンティティを育むバイリンガルろう教育も必要だということを考慮していかないといかない。

学んだ内容も去ることながら、多くのことを学ばされた担当そしてクラスメイトたちに感謝したい。

【ELISO】
すでにELIを卒業しているが、約60人以上に渡る留学生たちとの交流も広げていきたいと思い、今後もELISOをサポートしていこうということでアルゼンチン出身の学生と共に企画係として活動している。以前のELISOは「英語を学ぶ初心者、または国際留学生」という偏見もありギャロデット大学から疎遠されてきたが、ELISOは発展していき更にメンバーも増加してきており、最近は注目を浴びる存在となってきている。今学期の企画はゴーストハウス、ハローウィーン、バイバイパーティーなどで特にハローウィーンは皆が楽しめたという感想を頂いて嬉しく思った。来学期は日帰りスキーを企画中である。

Halloween1 Halloween2
(ハローウィーンパーティーで仮装コンテストを設け、私たち企画担当が審査)
farewell1 farewell2
(帰国予定の4人の国際留学生を見送ったバイバイパーティー)

【生活面】
2007年の4月にギャロデット大学から30分ほど離れた街にあるアパートに引っ越しし、チリ、コロンビア、南アフリカ出身そして私を含めて日本出身2人のルームメイト5名で新生活がスタートして半年以上になる。それぞれの国の料理を味わえるという機会があり、予想以上に楽しく過ごすことができた。また、私たちのアパートはパーティーを開催するのに程よい広さだったため、週末にはそれぞれのルームメイトの友人たちが訪問してきたりした。上のバイバイパーティーの写真も私たちのアパートで催されたものである。

【最後に / 抱負】
先述した通り、私の2年間の留学生活が残り半年へと迫ってきている。最後の学期には教育実習があり、その期間が約4ヶ月で更に講義も4コマ受講する予定なので多忙な生活を送ることになるだろう。来学期に受講する講義名や内容を1月の生活記録に記載する予定としている。来学期で最後となるが、人生の記憶に刻まれ、そして未来へと残せるように待ち抱えている教育実習に力を注ぐだけでなく、お別れとなる友人たちとの交流もより深めて良い思い出となれるようにしていきたいと思っている。

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2007年春学期レポート

【はじめに】
 光陰矢のごとし、本当に年月は飛ぶように過ぎ去っていくものである。去年の8月にギャロデット大学の寮で生活して、あと3ヶ月で約1年となる。その短く感じた年月が私の心と体に少しずつ刻み込んでくれている。私の意見を率直に述べるようになりたい、例えば“YES”と“NO”がはっきり言えるようになりたいという私の思いが現在、達成できた。ELIの委員会などで活動していく中でそういう力を身につけることができるようになったと自分でも感じている。先生達や友達達からも「以前のあなたとは変わった。今のあなたの方がいいよ」という言葉を沢山くれたので、ELIというプログラムが自分を変えさせてくれたことに大変嬉しく思っている。
 ELI学生として去年の秋学期と今学期の2学期を過ごし、5月にギャロデット大学入学試験に合格し、ELIを卒業した。合格したという喜びとELIを卒業するという寂しさの葛藤に悩まされているが、今学期での勉強や活動、そして生活面も書いておきたい。

【ELI】
 今学期にBクラスに上がり、そのクラスでは特にESSAYを重視しており、例えば授業開始前に黒板に各自の短編日記を書くことが課題となっている。また、Readingにおいても毎クラスの終了後に課題としてストーリーのプリントが出される。今学期に受講した講義は
○English Class(月―金 9:00am-12:00pm)
     ―英語能力の向上を目的とした講義
○Applied English(火・木 1:00pm-2:30pm)
     ―英語の応用クラス
○CCC2(月・水 1:00pm-2:30pm)
     ―Cross Cultural Communication. アメリカ文化を知るための講義
○CSS(金 3:00pm-5pm)
     ―College Success Strategies. 大学入学に向けての準備
の4つである。Applied Englishは去年の秋学期にも受講したが、内容は同じでESSAYを磨く授業である。CCC2は、留学生のカルチャーショックについての討論をする講義で、CSSは今年の9月に ギャロデット大学に入る学生のための準備としてTime Manageや講義の申し込み方などを学ぶ授業である。
 
英語クラス ELISOミーティング(毎週水曜)
↑英語クラス  ↑ELISOミーティング(毎週水曜)

 今学期で残念だと感じたことは、規則的に家庭教師をつけられなかったということである。前学期では、毎週2回家庭教師センターに行き、そこで大学2年生の家庭教師から課題や講義で理解できなかったことを丁寧に教えて頂いた。今学期も申込したがトラブルが発生してしまい、家庭教師が派遣されたのは4月の初めである。更に、ちょうどその時期にIAWがあり、それに向けての練習などで多忙な生活を送っており、センターに行ったのは1回だけだった。そのため、ほとんどの課題は自力で解いたり先輩などに質問したりするしかなかった。
 5月上旬にギャロデット大学入学試験があり、Compass・Drp・Gweという3つの試験を受けた。Bクラスの担当の元で勉強したことが念願の合格に導くことができ、今学期でELIを修了することになった。ELIの学生達と一緒に勉強したり働いたりすることがもう出来なくなるということは私にとって非常に辛い。ELIは小さな学校だが、中身は充実しており、今まで多くの有名人を輩出している。次学期からIIP学生となるが、今まで通りELISOをサポートしていきたいと思っている。
 次にELISOについてだが、前学期はギャロー大学の新学長に対するデモでELISOの行事は次々とキャンセルになったために、今学期は行事の多い学期になった。まず、1月にスキー教室で、 ギャロデット大学から約4時間と遠くに離れたスキー場に行った。そこは滑らかに滑れるような日本の雪とは質が違っていてザラザラしていて堅くて、曲がるのに力が入ったぐらいである。しかし、他の外国人と一緒に滑れるような機会は今までになかったので良い思い出になった。3月はCar Washがあり、5月にキャンプを楽しむために車を洗車することでお金を稼いだ。
 そして、4月の第一週にInternational awareness week(IAW)というELISOの主要な行事があり、ELISOのメンバーは各国の伝統的な料理の販売・文化の衣装の着用をした。友達からの話によると、以前は ギャロデット大学生のアメリカ人は留学生に対して偏見を持っていたらしいが、IAWが開催されてから異文化に興味を持ち始めるアメリカ人が増加してきたそうだ。つまり、留学生にとってIAWは大きな意味を持つと考えて良い。
 
IAWの最終日に開催されたGALAパーティ ギャロデット大学の生徒会長
↑IAWの最終日に開催されたGALAパーティー ↑ギャロデット大学の生徒会長

 最後の5月にキャンプがあり、バージニア州にあるキャンプ場に向かう途中で迷子になり、そこに到着したのは夜の10時過ぎだった。その頃は悪天候で寒かったが、キャンプを通してELISOのメンバーたちと本音を語り合う機会を作ることができ、更に一緒にアウトドアをして本当に良い思い出となった。
 
キャンプ場にてELISOのメンバーたちと
↑キャンプ場にてELISOメンバーたちと

 また、ELISOの書記という任務をようやく終え、最後に委員会メンバーで飲み交わした。この1年間、会議などで彼らと議論が熱くなりぶつかることもあったが、そこから生まれた絆を大切にしていきたい。

【生活面】
 様々な国々からはるばるとここに入学した多種多様な人が集まっている寮内での交流・団らんを楽しんだ。私の住んでいる5階では寮内でも明るくて最も活発な人が集まっており、プライベートの時間にも、お互いの国の文化を言いあってわかりあう、そして新たな発見ができるという国際交流が毎晩できるような機会が設けられていて楽しい毎日を過ごした。
 
キューバのパブにて友人のバースデーパーティ
↑キューバーのパブにて友人のバースデーパーティー

 激しい議論なども含めて楽しかった寮での生活も今学期で終わり、5月上旬に ギャロデット大学から1時間ほど離れたショッピングセンター街辺りに引っ越しし、今は新しい環境で生活して約2週間を迎える。引越先は犯罪から暮らしを守ってくれるキュリティーマンションで、周辺にはショッピングセンターがあり、買物などに便利な街である。

【抱負】
 次学期からIIP学生としてギャロデット大学の講義を本格的に受講することになる。ELIは留学生向けの学校なので、先生たちは気を遣いながらゆっくりASLでコミュニケーションして頂けるが、 ギャロデット大学の先生たちはASLの速度も速く、読み取れるかどうか不安である。しかし、これは自分の試練だと思っている。その試練を乗り越えて、アメリカ人学生たちとの交流の幅を広げていくとともに将来に向けて自分を磨いていきたい。


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2006年秋学期レポート

【はじめに】
ギャロデット大学辺りも木枯らしが吹き、寒さも乾燥もいっそう身にしみる季節となった。私にとって短く感じた5ヶ月の留学生活を振り返ってみると、カルチャーショックなどで喜劇と悲劇の混じった生活だったと思う。しかし、たった5ヶ月でも様々な経験を通して学んだことがこれからの大きな財産になるだろう。そのついでに留学生ブログに記載していない寮での生活面も書いておきたいと思う。
 

ELI
ELI
とは、English Language Institutionの略称で、日本語で言い換えれば英語学校であり、欧州や中東、そしてアジアなど世界各地から集まる約60人以上の留学生で構成されている。ELIは、英語を学習する場だけでなく様々な国の文化を知る機会も提供してくれる。私はアメリカの大学で通用するほどの英語力を充分に満たしておらず、その上外国の生活に馴染んでいないためにELIに入学して色々な文化と英語、そしてASLを習得してから約5ヶ月が経つ。

TIME Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday
8:00-11:00 English
Class
English
Class
English
Class
English
Class
English
Class
11:00-13:00 Lunch Lunch Lunch Lunch Lunch
13:00-13:30 CCC1   CCC1    
13:30-14:00 CCC1   CCC1    
14:00-14:30 CCC1   CCC1    
14:30-15:00 ASL2
 
ASL2    
15:00-15:30 ASL2   ASL2 Applied
English
 
15:30-16:00 ASL
LAB
  ASL
LAB
Applied
English
 
16:00-16:30 ASL
LAB
  ASL
LAB
Applied
English
 

English Class‥英語能力の向上を目的とした講義
Applied English‥英語の応用クラス。Aクラスの生徒のみ受講可
CCCCross Cultural Communication. コミュニケーションのスキルの向上を目的とした講義
ASL2ASLのスキルの向上を目的とした講義
ASL LABASL1と一緒にASLビデオを見ることなどを通してASLでの会話を円滑に図ることを目的とした講義

私の英語クラスの担当は博士号を取得したろうの教授であり、高度な専門知識と幅広い分野の経歴を片手に英語指導に携わっている。とりわけろう教育に熱心で、その指導法もまた魅力的であり、その結果として数多くの優秀な留学生を輩出している。半年の間この先生の下で授業を受ける中で自分の英語力の向上のみならず、指導方法を学ぶ機会を得ることが出来た。この指導法が果たして日本で通用するか分からないが、これがろう教育の現場における英語教育の基盤の鍵につながるだろうと私は考えている。 

現在、私はELISOと呼ばれる委員会の書記を担当しているが、予想以上に責任重大な責務であり、仕事量も半端ではない。仕事の内容は、会議の記録はもちろんのこと、行事の責任者になるだけでなく毎回報告書も提出する義務がある。しかし、この委員会の活動を通してASLの技能の向上につながったことは依然として否めない。

【生活面】
ここ
5ヶ月の間を通して人間関係のトラブルが生じるなど刺激のあふれる生活をしてきた。そのトラブルの殆どがカルチャーショックから来ている。例えば、私たちの間で友達の誕生日パーティーを企画したとき、その件で別の友達から「ここアメリカでは誕生日の本人が自分で主催するのが当然」と指摘され、その違いに気づかされた一面もあった。日本の場合は、誰かが仲の良い友達のために一肌を脱ぐのが一般だが、アメリカはまた別な側面もあって興味深かった。そういう文化の違いが原因で問題が生じ、結果的に人間関係を悪化させることもあった。このように文化の異なる国での人間関係の構築は日本のそれと違って複雑であり、改めて文化に対する理解の難しさを再認識する機会となった。しかし、それでも私の周りの留学生たちは週末にパーティーを開催したりするなど積極的かつ好奇心旺盛であり、そのおかげで毎日が充実した生活を送れることができた。

【抱負】
前学期の反省すべき点は、異文化に触れたいという思いからパーティーを含む交流への参加を優先していたために、限られた時間を勉強に設定することができなかったことである。今年の
8月からIIPとして活動する予定なので、それまでに更に英語力を上達する必要があるためこれからは多くの時間を勉強に費やしたい。友達たちの誘いに誘惑されず、自分の意見を率直に述べていく力を身につけたい。また、それを通してコミュニケーション能力を磨いていきたい。

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国内研修「期末レポート」


 3週間の教育実習、そして大学の期末テストもようやく終わり、やっと自分の時間を持てるようになってきたので、7月の初めに研修を再開した。そして、留学まであと約2週間となり、色々と準備に追われている毎日を過ごしている。念願の ギャロデット大学で勉強できる喜びと生まれ育った日本を離れる寂しさと複雑な気持ちがだんだん大きくなってきたが、将来に向けて精進している。
  
  今まで英語もASLも田村講師に教えていただいたが、アメリカ人とお話ししてみたいという好奇心から、ASLは私が秋に入学するGallaudet UniversityのELIの講師であるテイッサ講師にお願いすることになった。英語は今まで通り田村講師に教わっている。ASLを学習する時、今までは日本語に頼っていた面がかなり多かったが、テイッサ講師は当然英語とASLしか話せないので、そのおかげか日本語に頼らず学習することができた。そういう意味で、ネイティブの方に教えていただくとASLの奥深さを知ることができ、向上心につながると思う。

  英語については、英語を英語で考えるということは、他の方にとっては当然だと口を揃えて答えるかもしれないが、私は日本語そして文法に頼りすぎる面があり、英語でものを考えるには私にとって厳しい試練であった。しかし、英文を読んで感覚と意味をつかみ、それをイメージして、そこから日本語に直すという訓練を積み重ねてきた結果、少しずつ英語を英語で考えるようになってきたと自分でも感じている。また、英語だけでなく英語の教育法についても話す機会が何回かあり、聾教育の英語教育について話し合うことができた。その話し合いの中で、英語に対する見方、そして真の国際化とはどういうものかについての考え方が変わっていく自分がいることに気づいた。以前まで聾者のニーズに合わせた指導をアンケートしながらも暗中模索してきたが、感覚を大切にする田村講師からの指導によって、私の考える聴覚障害児教育の英語教育について改めて考え直す機会を得ることができたと思う。今までの研修を振り返って見ると、英語とASLだけでなく、教育についても話し合うことができたことが私にとって大きな財産となったと思う。

  正直、本当にアメリカという異国の地で暮らしていけるのだろうかという不安は大きいが、今まで指導してくださった田村講師、テイッサ講師への感謝を胸に留めて、私の目標に向けて充実した生活を送っていきたいと思っている。

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2006年8月13日(日)成田空港を発ち、同日ダレス空港に着きました。成田空港で見送りの皆さん
 

 成田空港で見送りの皆さん
(恵美さんのお祖母様、お母様、ご友人)

 

  

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